quitan / Buttonless Weird Jacket for COC

暑く長い夏も終わり、気がつけば10月。
ようやく秋らしい気候になり、秋物が着たくなる季節になってきました。
ニットやジャケットを着たり、重ね着が出来るのはなんだか嬉しくワクワクします。

前回のREPRODUCTION OF FOUNDの別注に続き、今回はquitanに別注したジャケットをご紹介します。

     
quitanの別注ジャケットが掛けられたトルソー  
quitan ジャケットのディテール


quitanの“Buttonless Weird Jacket”の形をベースに、素材を変えて特別にお作りいただきました。


【quitan / キタン】
2021年スタート。
世界中の文化と衣服から着想を得たユニセックスブランド。
“文化の交歓”を合言葉に、長年にわたって受け継がれてきた美しいものづくりや手仕事を適材適所に捉え、点と点とを線に結ぶように、始末よいものづくりを目指しています。

COCでは勝手ながらquitanといえばこれ!という存在感を持つ形のジャケットです。
これまでに24SS、24AW、25SS と3シーズン続けて、異なる素材でこちらの形を選ばせていただき、お客様から好評をいただいておりました。

25AWシーズンではこの形がお休みと伺い、残念に思っていたのですが、
quitan デザイナーの宮田さんにご相談させていただき、今回特別にお作りいただくことが叶いました。  

形は、どのような体型の方にも美しく馴染む着用感とシルエットを目指し、四角いシルエットに立体的なパターンを重ねたスタンドカラーのジャケット。
フロントはボタンがなく、洗練されたデザイン。
裾の紐をギュッと絞ると、丸みのあるシルエットになり、変化を楽しめます。

正面はもちろん、横や後ろから見たシルエットも素敵です。
裏地は、あえて極端に小さな裏地を配し、古い総裏のジャケットの裏地が縮んでしまったかのような様子を再現しています。


quitan Jacket
    
quitan別注ジャケット、襟元のディテール

裾ディテール、紐を絞ることでシルエットが変わる

白色の裏地の質感、タグ


素材は、今シーズンの尾州のサキソニー生地を使用しています。
ゆっくりと甘く織り上げ、強縮加工を施した尾州の織物らしい、表情の豊かな凹凸がポイントです。
空気を含んだ軽やかな生地で、保温性に優れており、見た目も着心地もあたたかみを感じられる素材です。
毎年のように「暖冬」というフレーズを聞きますが、ダウンや重たいアウターを着るのは年明けくらいからですよね。
デニムジャケット、スウェットなどの上からさらっと羽織れるので、年内くらいの寒さであればアウターとしても活躍してくれそうなアイテムです。

このジャケットの魅力は、羽織るだけでコーディネートが決まり、いい!と気分が上がる高揚感があります。
性別や体型を選ばず、誰にでも自然に美しく馴染み、全体の雰囲気もグッと良く見せてくれます。
 

着用イメージ、アンティークな質感のCOC店内にジャケットを羽織った人物が立っている
    
バストアップ

後ろ


quitanデザイナーの宮田さんは、洋服ができあがるまでのストーリーにとても興味があるとおっしゃっていました。

quitanはみんなを同じスタイルにまとめるのではなく、着る人それぞれの着方や着こなしを大切にしています。
一人ひとりの個性を引き出すために、時間をかけて丁寧に作り上げられた各アイテムには、作り手の想いや物語が込められています。

だからこそ、一度袖を通すと、また着たくなる!そんな不思議な力があるように思います。
写真だけでは伝わりにくい、着心地や魅力をぜひ感じてみてください。


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quitan  Buttonless Weird Jacket
Color : Navy
Size : 0,2
¥77,000(in tax)
モデル身長165㎝  / 着用サイズ2

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取扱店舗
CABINET OF CURIOSITIES
Tel : 03-6205-4861|InstagramONLINE STORE



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